メカトロ設計金子 哲也
第2電気設計部
2008年入社
金子 哲也
医薬品メーカー向け包装機械のメカトロ設計が主な仕事です。PTPシート(錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟んだシート状のもの)や湿布、その他医薬品の包装機械における電気回路の設計から、包装機械を動かすプログラムの作成、機械の調整等を行っています。
メカトロ設計と聞くと机に向かう姿を想像する人も多いと思います。もちろん設計業務もありますが、社内工場またはお客さま工場で機械を動かしながら調整作業を行うなど、席を離れて機械に触れる業務や出張も珍しくありません。入社前はここまで外に出る仕事だと思わなかったので正直驚きましたが、今ではすっかり慣れて楽しく働いています。
大森機械工業を志望したのは、何より働く社員が楽しそうだったからです。電気整備に関心があっていくつか会社を見ていましたが、当社の会社見学に来た際、楽しそうに仕事をしている姿が印象に残りました。「社会に出れば厳しいこともある、それでも長く続けるなら楽しく過ごせる環境が良い」と考えて入社を決めました。
入社してからは新しいことに挑戦する機会を多く与えてもらえたと感じています。印象深い大きな挑戦は、入社後3年ほど経ちようやく仕事にも少し慣れてきた頃のことです。
ある日突然、「ロボットの安全講習を受けてきてほしい」と研修に派遣されました。研修から帰ってくるなり任されたのがロボット案件でした。当時、ロボットはまだ社内で誰も手掛けたことがない新技術。自分にできるだろうかと戸惑いもありましたが、とにかく挑戦することにしました。
私自身のキャリアも浅く分からないことばかりで大変でしたが、先輩方にサポートしてもらいながらなんとか最後までやり遂げました。結果的には社内で自分しか知らない新しい技術を得ることができたという自信につながり、なおかつ成長を実感した貴重な経験でした。
入社して15年が過ぎ、現在は部署内でリーダー(係長)を務めています。マネジメントをしていく上では、自分が挑戦の機会を与えてもらったように、今度は後輩に挑戦の機会を提供したいと考えています。部下の特性や強み、レベルに合わせた形で少しずつ難易度の高い案件を任せて、つまずいた時には手を差し伸べるように心がけています。
社員同士のコミュニケーションもさることながら、お客さまとのコミュニケーションはより重要です。お客さまが抱えているニーズを理解し、どうすれば課題が解決できるかを知るには対話が欠かせないのです。また、大森機械工業の機械は納入して終わりではありません。使いにくさや課題は機械が稼働して初めて分かる場合も多いので、私が担当するときは納入後にもう一度訪問するようにしています。コミュニケーションをプログラムに投影するのがメカトロ設計の仕事だと私は思います。
My Relax Timeプライベート
出張では全国各地に行くので、食は楽しみの一つです。私は事前に調べていくよりも、お客さまや営業所の社員にその土地の美味しい店を教えてもらうことが多いですね。先日は福島県のとあるお客様先に行っていたのですが、近くの定食屋さんがとにかくボリューム満点で、げんこつサイズの唐揚げが食べきれないほど盛られてくるのには驚きました。夜は夜でご当地の牛肉を食べるつもりだったので嬉しい悲鳴でしたね。