当社の原点となった魚肉ソーセージのアルミクリップは、発明から70年以上過ぎた現在でも業界のデファクトスタンダードです。小さな町工場の職人が、蓄積した技術と想像力によって世界標準になる発明を生み出したのです。人がやらないこと、人ができないことに常に挑戦し続ける。その精神は「OMORI Spirits」として、今なお社員に受け継がれています。

現在、日本では少子高齢化や人口減少が問題になっていますが、急成長を遂げる海外の国々では、食品保存や衛生管理の技術が追いつかず多くの食料品が廃棄されています。食品包装における我々のノウハウや技術、ソリューションをグローバルに展開することは、大森機械工業が担う社会的責任であると考えています。そのためには、皆さんの豊かな想像力と伸びしろが必要です。

もっとも、我々の提供する技術やソリューションは決して簡単なものではないので、初めは厳しくコツコツと下積みを重ねる期間も必要です。しかし何事も面白がって取り組めば、やがてその下積みが仕事の想像力やチャレンジ精神の後ろ盾になってくれるはずです。

私は、何事にも「明るく、楽しく、そして厳しく」取り組むことを大切にしています。ときには難易度の高いプロジェクトに苦労することもあるかもしれません。しかし、真剣に取り組んだ結果、お客さまにご満足をいただき「ありがとう」と言っていただける感激、達成感は何物にも代えがたいものです。皆さんにも自分で限界を決めることなく、想像力を活かして成長していただきたいと願っています。

ともに働ける日を楽しみにしています。